第二回 人文系研究へ
過去の研究を振り返って別の研究とつなげるという方法は?
エスノグラフィ
仮説→調査ではなく 観察→分析→仮説構築
かいとさん
ずっとみてきた、どういう場所にいた人?
読み手が説得力あるなあと思えるかどうか
アンケートの方法、そりゃそう聞いたらそう答えるよね、とか
クレーはなぜ自ら作品総目録を作成したのか?
技法の研究、理論家としての性質と関係性はあるのか?
主要な日本語書籍をあたる
ヴォルフガング・ケルステン『クレー【大はしゃぎ】芸術家としての実存と寓意』
精選参考文献(注釈付)なるものあり
前田富士男『パウル・クレー 造形の宇宙』
前田富士男 編『心の探求者としてのパウル・クレー』
前田 富士男 論文
ゲーテの形態学と色彩論にみられる知のあり方を芸術研究上の導きの糸としてきた
【自分の関心と論文を結び付けられそうなキーワード】
プロセス、過程、多義性、多様性、パスロン、ヴァレリー 制作学(Poїétique)
自己内省
a.今回の進捗
メンバーからのFBで個人的動機を見つめ直した結果、テーマをPaul Kleeに絞ってみた
基本となる書籍やそこに記載されている論文、書籍を辿って読んでいく
問いになりそうなものをメモする(単純な疑問も含む)
問い候補を言い換えて既存の研究と接続できないか探る
個人的関心と結びつくものは?
パスロンの制作学の課題についてクレーの分析をもとに考えられるかも?
b.悩み
✅クレーと決めたがそこから先はまだ決まっていない
社会的意義がまだあまり見えない(きっとあると思う)
✅自分の問いに対応する論文を見つけられない(探し中)
Wolfgang Kersten: Paul Klee. Zerstorung, der Konstruktion zuliebe?, Marburg 1987を読みたい
なぜパウル・クレーに惹かれるのか?
画材・技法の研究、作品目録の自作など自分が好ましいと思っているスタイル
実践と理論を活動の両輪とするスタイルへの憧れの原体験なのかもしれない
ただ描くのではなく描くことで何が見えてくるか?に関心
つまり結果よりもプロセスに注目したい
プロセスにこそ個性の源泉があるのでは?
記号について強く惹かれるのは彼の芸術に憧れていることが出発点
当時クレーの理論について学びきれていないということが心残りとしてある
クレーは多様な画材・技法を試したことでも知られるけど、なぜそういう方法をとったのか?
これが分かったら自分の生き方にめっちゃ参考になると思う
2021/10/23に向けて
制作学 Poїétique →参考文献・論文読んだけど展開が難しそう
バルトの「作者の死」を踏まえたとされる展開も読んだけど、イマイチ納得できるものではなかった。教育美術の文脈でよく引用されているようです。ちょっと自分が知りたいことの材料ではないかも。
複数の論文から独自の視点を発見・提案する方向
クレーは多様な画材・技法を試したことでも知られるけど、なぜそういう方法をとったのか?
【既存文献・論文のクレーに関するテーマ】
シュレーゲル、断片、分節、ゲシュタルト、ヒエログリフ、オーバーラップ、近代美術、ゲーテの形態学 →
(前田,1974)
アトリエの様子(小品作家 Kreinmeister)
ドイツロマン主義→新ドイツロマン主義=青騎士
断章、分節、完成とは?
プロダクトデザインとの関係
断片性とデザインへの転用しやすさ
クレーは多様な画材・技法を試したことでも知られるけど、後世はそれをどのように消費してきたか?
クレー作品の断片性
どんなプロダクトが生み出されてきたのか?他の作家と比べてどうか?
Fr. シュレーゲルの「アラベスク」理論について
近代ドイツ文学の成立をめぐる諸問題: ドイツ・ロマン主義の役割とその影響について
A suggested procedure for wearable art design from Paul Klee's paintings
Comparative Study of Visual Cues in Iranian Gabbeh and Paul Klee's PaintingsA Comparative Approach (Case Study of Colour and Geometric Shapes)
テキスタイルデザインにおけるオプ・アート
アニ・アルバース バウハウス時代の教え子